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Debian3.1インストール後の初期設定

先の投稿で、Debian3.1のインストールプロセスの手順を示したが、ここではその続き(再起動後に表示される)、初期セットアッププロセスについて記す。

01:初期セットアップの開始(再起動後、自動的に開始!)
02:システム時刻の設定
03:タイムゾーンの設定
04:rootユーザのパスワード設定
05:ユーザアカウントの設定(フルネーム)
06:パッケージ入手先の設定
07:指定先のチェック(このとき、インストールに使ったメディアを入れておくこと!)

日本語の表示設定

08:参照メディアが複数あるかの確認
09:パッケージ参照先の追加
10:セキュリティアップデートパッケージのチェック(ここでは気にせずそのまま続行)
11:インストールパッケージの選択(ここでは目的別指定。「手動・・・」を選択)
12:Aputitudeによるパッケージの選択
13:メールサーバ設定(システム内の通知でもSMTPは使用されるが、ここでは省略)
13:未設定であることの確認
14:未使用としてもここは出てくる(なので、前に設定した一般ユーザを指定)
15:ようやく完了(base-configコマンドについては後程)

以上で、Debianインストール直後の初期セットアップは完了。

もし、やはりあのとき、別の設定をしておけば。。。。と後悔があれば、”base-config”コマンド(rootユーザで)で実行して変更することもできるし、個別に自力で変更させることも可能です。

上記手順で、「手動でパッケージをインストールする」ように選択したため(そのあとの工程でも何もパッケージを追加していないため)、サーバとしてはほとんど何も実装されていない状態です。

今後の投稿では、ここから、サーバデーモンだけでなく、操作環境などの運用面でも必要な機能を追加していこうと考えています。

Debian3.1(Sarge)のインストール

過去にせっかく作った木製レトロPCを有効利用するため、2000年台当時サーバを再現させて、当時目指した自宅内ネットワークシステムを実現させようと思いつき、手元にあったメディアのうち比較的扱いやすい掲題のLinuxをインストールすることにしました。

ちなみにベースとした木製レトロPCの主なスペックは、以下の通りです。

  • CPU:AMD K6-2 300MHz(1998年物)
  • MEM: SDRAM 128MB
  • M/B: ASUS P5A-B(1998年物)
  • HDD:IDE 10GB(IBM DTTA-351010 1998年物)

これにOSとして、LinuxのDebian3.1(2005年物)をチョイス。ほんとは上記H/Wに合わせてもう少し古いものを選びたかったのですが、手元にあるインストールメディアのうち、最も古いDebianが3.1しかなかったので、これに妥協しました。

01:インストールメディアから起動(Returnキーで開始!)
02:表示言語の選択
03:キーボードタイプの選択
04:しばらく待ちます。。。
05:ホスト名(コンピュータ名)の設定
06:ドメイン名の設定
07:インストールディスクの選択
08:ディスクパーティションタイプの選択
09:ディスクパーティションの構成(デスクトップマシンの場合)
10:パーティショニングの確定
11:ブートローダのインストール
12:インストール完了(メディアを取り出して再起動!)

上記スペックだと、インストール完了(後述の初期セットアップ含め)まで、40分ほどかかりました。