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レトロ感満載の木製パソコンの製作記

自作パソコン(作品)は、簡単で楽しいけど・・・作れば作るほど数が増えて邪魔になってくる。だからといって、小型PCにすると、利用可能なパーツが制限され、自分の欲しいスペック(とくにWin95とかWin98時代のPC)で組むことが困難になる。そして、結局小さくても、数が増えれば邪魔になる。。。

このようなことから、取り付け作業が比較的容易になる大きな筐体1つで、マザーボードを入れ替えるような運用にしても、検証目的なので、使いたいときに使えるようにしたいが、取りかえ作業は結局のところ、手間も時間もかかる不便さは拭えないし、そもそも大きな筐体は1台でも邪魔!

そこで、、、

ジャンクパソコン自作系YouTuberを見てると、 YouTuber 御用達の、アルミの削り出しで見た目かっこよく使い勝手がよさそうなベンチ台(まな板パソそこん)がまさにうってつけ!と思ったのですが、、、やはり金額的に高すぎるので、この購入はあえなく断念。でも、代わりにこのような便利なベンチ台なるものを自分で作ったらいいじゃない!って思い立ち、お得意の?DIYで実現させることにしました。

まず材料は、、、、加工が簡単で、安くて入手しやすくて、電気を通しにくい素材であること、、、を加味すると、やはり””木製”になっちゃいますね。。。

木目のパソコンなんて・・・、最初は”ダサい”って思いましたが、過去のMaker Faireでもラズパイ(か何かだったか)を木製の自作筐体に入れてポータブルパソコンに仕立てていたのを見かけた記憶がありますし、思い起こせば、かの有名なApple社のパソコン第一号となった製品「Apple Ⅰ」を、自作の木箱に入れて使っていたこともあるので、これにインスパイアされて、(パクリではなく、先人たちへのリスペクトもかねて)本事案も木製で実現させることにしました。

要件としては・・・・

  1. 狭くて荷物が多い我が家でも邪魔にならないよう、できるだけコンパクトにして、
  2. 邪魔になったときにも、押し入れなどにまとめて一式持ち歩いて収納でき、使うようになったらすぐにそこから出してすぐ使えるように、
  3. 検証に使用したいスペックに合わせて、マザーボードを簡単に取り換えられるように、

を満たして実現させることにしました。

この計画を実現するため、毎週土日は足繁く近所のホームセンター(島○ホームズ)や百均ショップに通い、安くて便利なものになるような部材を買い集めることに。

試行錯誤を重ねて、2か月程(電動工具を使うも、加工中に割れたり折れたりして、心も折れて・・・)かけて、ようやく初号機が完成!

材料も余ったことと、初号機での反省を生かそうと、早速2号機も作成!(結局、加工中に材料を割ることは避けられませんでした)

とりあえず、やっとこさ(プロトタイプとして)、下図の写真のものが出来上がりました!

●初号機

自作木製筐体初号機

●弐号機(初号機より、電源&HDDランプ、ケーブルがだらんと垂れて邪魔にならないよう正面パネル、収納可能な可動スピーカを追加)

自作木製筐体弐号機

注)加工ミスの穴や加工時につけた墨出しや電動工具で入った割れが多々目立ちますが、プロトタイプとしてみてやってください!

タイトル詐欺ではないですが、、、レトロというか、”アンティーク”なパソコンといった表現のほうが適切でしょうか。。。。

ちなみに、ポイントとして、、、百均で購入した木製のまな板を、マザーボードを固定する土台(まさに”まな板パソコン”)として使用しており、これを出し入れすることで比較的容易にマザーボードを乗せ換えることができるように実現しました。

この所作はまさにブレードサーバならぬ(プレートサーバでなくて)”プレートPC”と言っても過言ではないでしょうか!?

実際に、使ってみて、先に挙げた3つの使用を十分満たしているように感じられました。また、アルミ製の高価なベンチ台と比較して、、、木製なので、増設(追加パーツの固定)が容易なので、液晶モニタも取り付けようかと考えております。

いかがでしたでしょうか?この記事が参考になったということになれば、幸いです。

以上。

いまさらながらのWinXPパソコン製作

現在、2021年8月。掲題の通り、いまさらながらだが、PICマイコンの勉強を始るにあたって、その開発環境を整えるため(厳密には、勉強に購入した書籍での開発環境例に合わせるため)、WindowsXPパソコンが急遽必要となった。

そこで、以前よりヤフオクで入手していた当時世代に近いCPU&マザーボードを押し入れから引っ張り出し、お手製の木製ベンチ台にのせて、配線&電源ON!

ちなみに、このPCのスペックはというと、、、

  • CPU>Intel Pentium4 3.0GHz ×1
  • MEM>512MB
  • システムHDD>CFカード16GB+CFtoIDE変換モジュール ←追加購入
  • マザーボード>MSI MS-7255
  • グラフィックボード>AMD Radeon HD6450 ←追加購入
  • メディアドライブ>3.5インチFDD、CD-RW+DVD-ROMドライブ
  • その他>サウンドカードおよびNICは、オンボードを使用

とりあえず、起動することが確認できた。

すぐにできてしまったものだから、ちょっと欲が出て、、、(というのも、XPのインストールに関する情報をググっていたら、一部のWindows愛好者の中には、いまだにXPをインストールしている輩がいるようで、しかも彼らのもっぱらの興味は、現在のWindowsPCのスペック、すなわちXP当時では最高スペックにあたる、WinXPパソコンの実現のようで、これに感化されてしまって。。。)

使用目的からもオンボードで十分なはずなのに、なぜかグラフィックカードを増設しようとか、システムHDDをCFカードを使ったSSD化に使用などと、若干の無駄な出費を増やしてしまった。。。。(またも、無駄遣いをやっちまった!!)

とはいえ、負けじと最高スペックを目指そうものなら、時間もお金も浪費してしまうことは明らかであり、冷静に本来の目的を思い起こしたら、最高のXPマシンを作ることではなく、あくまで”PICマイコン開発”であることから、目的と欲望の妥協点として、 今回は”PICマイコン開発 を快適に”実施できるXPマシンを実現させるということにして、この点では十分満足できるスペック(上記スペックリストに対する個人的感想)になったかと思われます。

それからのXPマシン構築作業はというと、、、

XPのインストール自体は、特に何事もなかったので、省略します。

実際にインストールは、スペックのせいか、速やかでつつがなく終了し、懐かしいデスクトップ画面が表示されるに至ったのですが、、、

一番の問題は、XPから導入されるようになった、OSのアクティベーション機能。

この機能が今時分にOSのアクティベーションが通るかです。インターネットでググると、私と同じようなことをしている輩がいるようで、それも最新情報で昨年ごろやってたようです。

通常のインターネットでのアクティベーションは、やはりできないようで、その代わり電話をかけて音声ガイダンスでの手動アクティベーションは、いまだ健在とのこと。

それから1年たった今時分でも、いけるのではないかと期待して、アクティベーション操作でも表示される、電話番号にCall.

過去に会社でPCのセットアップ作業をやっていた時に、ダウングレードOSでのPC再セットアップの際に聞いたことがある、なつかしい音声ガイダンスがいまだに健在!

夜中に、煩わしさを感じながらも、長ったらしいキーコードを聞きながら打ち込むだけで問題なく、アクティベーションが通った。(以前は、これも通らず窓口担当者と直接対話するところまで至ったことがあるが、さすがにそれはないことでしょう。。。)

これで、気兼ねなく使えることになったのですが、、、あと残るはセキュリティ対策。

これについては、今回このPCの用途が、PICマイコン開発環境ということもあって、インターネット接続を行うことはないので、この点は無視。

いつまでこの音声ガイダンスサービスが残されるのかは不明ですが、後続のXP愛好家の輩のためにもアクティベーション成功の記録として、ご興味がある方はお試しあれ!

以上