復元!?少年時代のBASICパソコン

私の中でゲームと言えば、”ファミコン”!ではなく、それ以前のゲームウォッチや駄菓子屋さんにおいてあったインベーダやギャラクシアン、ディグダグといったアーケード版と、1980年代の第一次パソコンブーム時に親に買ってもらったシャープX1-FでやってたハイドライドⅡ・Ⅲ、ロマンシア、Y’sといったものが思い出されます

”ファミコン”ではないのは、親がゲーム機は許さず、前述のパソコンはOKとのことで買ってくれたため、ファミコンブームの最中、一人細々とやってました。。。。(とはいえ、子供には当時のパソゲーの金額はお年玉でないと手が出ない高嶺の花でした)

そもそも、ゲーム自体がへたくそで、親の金をくすねては、かなりの金額を無駄につぎ込んでいたという、悪い思い出しかありません。(テトリスやぷよぷよなんてもう速攻で負けてバカにされたので、それからゲームには近づかないようにしてました。

ちなみに、それ以降唯一ハマッたゲームと言えば、大学時分に研究室の後輩が持ってきたプレステの「バイオハザード」シリーズだけ。

そんな状況がずっと続いてゲームのことにはまったく無頓着だったのですが、テレビ東京のドラマ「ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~」を見て、懐かしさのあまり、その私の中のゲームに対する封印が解け、その頃のゲームをやりたい!と思い立ったのですが、、、

やはり、ゲーム下手というトラウマから、ゲームをするよりもゲームを作りたい!と方針転換してしまい、(ラズパイ関連の雑誌を探そうとして)たまたま本屋で手に取った「I/O 創刊40周年記念特大号”コンピュータ40年史”」を読んで、子供の頃のシャープX1-Fで勉強したBASICでオリジナルゲームを作りたいという思いが再燃(子供の頃は実現できずじまい)して無性にやりたくなって、そのころちょうどメジャーになっていた「IchigoJam」を思い出し、こいつでこの思いを実現させようと、わたしのなかでプロジェクトが発動してしまいました。

思い立ったら何とやらで、さっそくAmazonやaitendoで下記の商品をほぼフルセットで購入しちゃいました。

<部品リスト その1>

  • IchigoJam(ハーフキット)・・・¥1,890 (Amazon.com)
  • 7インチカラー液晶モニタ(ATian HD800x480)・・・¥3,499 (Amazon.com)
  • PS/2-USB両用キーボード(サンワサプライSKB-KG3BKN/WN)・・・¥1,840(Amazon.com)
  • MixJuice(完成品)・・・¥2,700(共立エレショップショッピングサイト)
  • PanCake(ハーフキット)・・・¥1,620(共立エレショップショッピングサイト)

そして、ちょいちょいと半田付けを済ませて、これらすべてを接続させて、いざ起動!

一発で全機能が利用可能な状態で起動しました。

さっそく、サイトからゲームプログラムをダウンロードして実行すると、

懐かしいBEEP音に、ゲームウォッチ並みの表示。いまどきのゲームと比べたら、ぜんぜんちゃちいはずなのに、なぜか懐かしいワクワク感をおぼえてしまう。

これが、Ichigojamの魅力なのでしょう。。。

でも、このままだと、裸の基板でなんだかかわいそうな気になってしまったので、

愛玩犬に服を着させるかのように、このIchigojamに、それらしい筐体をまとわせることを思い立ちました。

そこで、さっそくアキバに向かい、アキバデパートのシャーシ屋さんに行って、らしい筐体を探すことに。。。。

そしたら、ライトブルーというのかクリームソーダ色のレトロチックな筐体(LEAD社SK-200)を発見!

予算1千円前後で考えていたのですが、2千円以上と意外と予算オー場の高価な代物でしたが、イメージにぴったりだったので思い切って購入しちゃいました。

<部品リスト その2>

  • スピーカ(8オーム2W)・・・¥100(秋月)
  • AVケーブル・・・¥260(千石電商)
  • DC12Vto5Vコンバータ回路・・・¥750(秋月電子)
  • 筐体(リードSK-200)・・・¥2,000ぐらい(ラジオデパート2階)
  • 2.4Wパワーアンプキット(WonderKit GMA-380A)・・・¥1,350(千石電商)
  • IchigoJam用外部記憶装置キット(IchigoROM)・・・¥280(千石電商)

速攻で帰宅し、最初はその筐体にIchigojamを詰め、電源やアンプキットをそのまま寄せ集めて、小型なデスクトップパソコンにしてみました。(試作品1号)

試作品1号

せっかくの筐体なのに、寄せ集め感満載!の雰囲気。

これじゃあ、かわいくないということで、筐体の色にモニタもキーボードも塗ってしまえ!と、いままでガンプラ塗装で少しばかり得意になったエアブラシ塗装技術を駆使して、塗装しちゃいました。すると、こんな感じに!

塗装後、最終形態

若干色が異なりますが、でもイメージ的には十分満足のいく出来栄え。

これで、Pancakeの音源とグラフィックで動くゲームを動かしてみると、

ご覧のとおり、実にかわいらしいこと!!満足満足。

筐体フロントパネル部には、

  • 向かって左:電源ボタン・・・Ichigojam基板電源供給用SW
  • 中央:スピーカとボリューム・・・搭載したアンプ回路のボリューム(向きが逆になり、CCW方向で音量大)
  • 右側LED(3色):MixJuceの無線LANのステータスLEDを引っ張ってきた
  • 向かって右の四角穴:IchigoROM接続用コネクタ(USB-TypeAメス)

裏面は、

筐体の背面パネルの状態
  • 向かって右:主電源スイッチと電源ケーブル
  • 中央上部:Ichigojam入出力ポート用端子(現在、未接続。つまりお飾り)
  • 中央右中部:7インチ液晶モニタ電源コネクタ
  • 中央下部:キーボードポート(USB-TypeA形状だがPS/2)
  • 左側黄色AVケーブル×2:IchigojamおよびPanCakeの画像出力(toモニタ)
  • 左側白色AVケーブル:PanCake音源出力(toアンプ回路)

ちなみに、内部の各パーツのアッセンブル状態(はずかしながら。。。)

内部の各パーツのアッセンブル状態

各基板を単に配線してつなぎ合わせたような体裁で、動いて当たり前ですが、

シンプルなゲームのグラフィック画像とBeep音が出力され、すべての機能が動いたことを確認できたら、感無量!

案の定、これを作り終えたら満足してしまい、お飾り状態に。。。。

しかし、たまたま時間つぶしのために書店で購入した電子工作マガジンの「マイコンBasic Magazine」の連載記事があることを知り、さらに往年のパソコンが展示・販売されているアキバの「アキハバラ@BEEP」へ足を運んだり、とレトロPCに対する思いはさらにヒートアップしました。

そこで、NEC98やX68kを購入しちゃおう!とも思いました。(が、部屋に置けないので、断腸の思いであきらめました。)

ちなみに、ほかにも、とことんIchigojamを遣い倒したサイトがたくさん!なので、折を見て可愛がっていこうと思っています。