2017年夏(7/25~7/29)

毎年毎年、会社の思い付きの事業計画に伴う業務に振り回される日々の仕事に、旅行に行く気力すら削がれてましたが、もうこれ以上仕事に振り回されたくない!と思い立ち、なかば仕事そっちのけで沖縄へ一人旅に行くことを決心しました。

ということで、10年以上?ぶりとなる沖縄夏合宿を復活することとなりました。

<出発~第一日目>

飛行機の予約をしたのが1か月前を切っていたので大手はほとんど通常料金だったので、初のLCC(バニラエア)で約13,000円の航空券を購入し、いざ沖縄へ!

いままでは、スカイマークであることがほとんどで、羽田空港(帰りは、成田着の時も)がほとんどだったので、成田空港発というのは稀で、さらに第3ターミナルと初めてづくしという状況で前日からやや緊張気味。

心配なので搭乗の仕方を、いろいろググってみたら、案の定不安は的中し、かなり面倒なことだということがわかりました。電車でのアクセスは駅は第2ターミナルしかなく、そこからは歩くか送迎バスでの移動とのこと。とある個人の経験を記したサイトではバスだと徒歩よりも遅く到着するということから、それに従い徒歩で。暑い中1km近い距離を早歩きで移動し、時間的にも十分間に合うことができました。もうこの時点で汗だく!新しい倉庫を改装したような雰囲気のターミナルですが、一応搭乗ロビーには売店もあり、水分補給ができました。(で、無事に搭乗でき仮眠。ZZZZ)

3時間強で那覇空港に到着!(着陸もスムーズに)するも、ここどこ?

だだっぴろい空港の中で降ろされ徒歩でターミナルへ移動。これまではよくあることですが、到着ロビーを見てびっくり!

あれ?那覇空港って改装中なんだっけ?(10年前にはきれいになっていたのに)って思いつつ外に出ると、今までの記憶に全くない風景が!(モノレールがない!)

貨物コンテナなどが見られ、ここはまるでというかまさに貨物ターミナルかよ!って驚いていると、国内線ターミナルへの送迎バスが待っていたので、それに乗っていつも通りの那覇空港ターミナルへ。

さっそく、沖縄へ来た時の恒例行事として、空港内にあるA&Wで、ハンバーガとルートビアを食べようと店を探すも、すでに行列待ち状態。。。事前にA&Wは国際通りにも店があることや、今回行く予定にしている名護市や糸満市にもあることは押さえていたので、そのときにしようと早々にスケジュール変更をして、モノレールに乗り那覇市内へ!

(残念ながらPASMOは使えないとのことなので1日乗車券を700で購入。)

ちなみに、いままで沖縄にいったら”合宿”という名目上、ダイビングやローラーブレードでの移動、レンタルしてのサイクリングとアクティブイベント中心で、まともに沖縄観光をしたことがなかったので、今回は久しぶりの沖縄ということもあり、基本に立ち返って、ベタな観光スポットを回ることにしました。そこで、その第一日目として首里城へ行くことにしました。

モノレールの首里駅から結構歩くということはだいぶまえに調べてて記憶にあったので、歩くことを覚悟(バスもありますが)でそのまえに腹ごしらえ。駅から首里城へ向かう道の途中、「ななほし食堂」さんを発見してお店の中へ。アットホームでこぎれいな感じのお店で、ゆし豆腐定食を頼んだら600円なのにボリューム満点!定番のモズクの小鉢に、ボークたまごに沖縄ぜんざいまでついていて、至れり尽くせりでもうおなか一杯!沖縄の定食屋さんって安くてボリュームがあっていいね!

食後の運動を兼ねて、いざ首里城へ。いままで内地の戦国武将の城しか見てなかったのと、中国風の建物というイメージしかなかったので、首里城を生で見たときは「小さっ!」と思ってしまいましたが、結構入り組んでいて石段も登りづらく、汗だく。(石垣は、ほとんどきっちりした四角形で積み上げられていて美しい)

ようやくたどり着いた正殿は、入館料を払って中に入れる。中は琉球王朝の歴史資料館みたいなもの。(ちなみに、琉球王朝時代は簡単に言うと内地では室町時代ごろか。。。)城の中を巡るとあらためて琉球王朝の歴史にも興味がわき、そういや大河ドラマでも琉球王朝時代のもの(少年隊のヒガシ主演の「琉球の風」)があったなあと思い出し、帰ったらそれを見て勉強しようと思いました。

DSC_0081
守礼門
DSC_0082
ハイビスカスの花

<那覇市の模型店事情>

首里城の帰り、事前に那覇市内の模型店をググってみたところ、ゆいレール沿線付近で、2件ヒットしたのを手掛かりに、足を運んだ。

1件目は、某吉本芸人モデラーがツイッターで紹介していた牧志駅近くの「みぶろやさん」。場所は国際通り沿いでモノレールを越えてすぐのところなのですぐ見つかると思いきや、目立った看板がなく、どこからどうやって店内に入るのだろうと、ビルの周囲を行き来して、ようやく小さい看板があることに気付いた!(写真奥の階段で2階に上がって、右斜め前方)

店内の様子はというと、、、人当たりのよさそうな店長さんで、秋葉各所の模型店と比較すると手狭ではありますが、塗料や工具類が1/3程を占め、顧客が作ったものと思われるディスプレイがその残りの半分近くを占め、在庫のキットはそれほどなく、その中でも目立つのはスケールモデルで残念ながらガンプラは大きいパッケージのものと少ししかなく、これでは計画していたプラモ合宿計画が実行できない!とそそくさと店を出て、つぎの候補の店へ移動することに。

二件目の「Hobbyおかも」は、おもろまち駅付近とのことでしたが、立地が住宅街の中ということで、大変わかりづらく何度もぐるぐる回り続け、ようやく発見!して店内を見て回ったのですが、、、、こちらも手狭な中、ドローンやラジコンなどが大半を占めていて、プラモは少しある程度で、そのなかにガンプラはほとんどなかったです。無念!

ということで、今回の夏合宿の目的であったプラモ合宿ネタは没に。。。

初日から散々歩きまわされ、さらにとどめは宿泊先もとまりんちかくの「リブマックス泊港」で、そこにたどり着くにも最寄り駅の美栄橋から結構歩かされて、部屋に入ったら汗を流してバタンキュー状態でした。(夕食食べてなかった気が。。。)

<第二日目:沖縄本土南部へ初進出>

本日は、沖縄本土南部(糸満)へ行く予定。昨日は夕食を取らずに寝てしまったので、朝から空腹。そんな状態で荷物を引きづりながら牧志へ移動。
そこで、ようやく念願のA&Wに到着!10年来のハンバーガーとルートビアの味に満足!ようやく沖縄の味を口にすることができました。(昨日食ったゆし豆腐定食もだけど)

DSC_0084
DSC_0084

っで、おなかを満たして、元気になったところで移動開始。ここで失敗したのは、モノレールの赤嶺駅にはコインロッカーがない!ってことでした。そのため、大きい5kgある荷物を炎天下のなか引きづっていくことに。これがこの後の苦労の始まりに。
まずは、無難に糸満バスターミナルに到着。ここって、単なるバスの車庫では?って思わせる佇まいで、いかにもバスの便数がここから少なくなりますということを暗示しており、これから先が不安。。。

当初は平和記念公園とひめゆりの塔にいくことにしてましたが、ジョン万海岸もきれいでいいらしいという某サイトの情報を信じて目的地を変更。この変更が裏目に出てしまった!!暑い中サトウキビ畑が並ぶ農業用道路を重たい荷物を引き釣り、途中暑さと悪路のために車輪のタイヤがボロボロになってしまったので、結局担ぐ羽目になり、ようやくたどり着いた!とおもったら、ぼろい小さな施設がちょこんとおいてあるだけの手狭なビーチでした。
とはいえ、久しぶりに見る南国の青くて広い空と海の風景は、今までの疲れをいやしてくれるほどでした。(南部観光の際は、この海岸そばの民宿に泊まるのがいいのでしょう)

DSC_0085
DSC_0085

しかし、今日は名護市への移動もあるので、それほど時間はなく、そもそもここで長居できるほどの環境ではないので、そそくさと撤退。平和公園に行くと時間がたりない恐れがあったので、帰路の途中にあるひめゆりの塔へ。参拝を軽く済ませて、入館料を払った資料館へ。そこでは想像を絶する戦地の生々しい記録が文書や映像できろくされており、想像するとゾッとさせられ、つきなみながら戦争なんかしちゃいけないって思わされました。

DSC_0086
DSC_0086
DSC_0087
DSC_0087

そんな思いを秘めてひめゆりの塔を後にし、バス停の時刻表を見たら、今の時間にバスがない!と愕然とし途方に暮れてしまいました。。。。
このままではどうしようもないので、とりあえず暑さをしのぐために、かき氷でも食べて落ち着こうと食堂へ。かき氷ではなく沖縄ぜんざいを選択。この選択は正解で、ぜんざいのかき氷みたいなもので、沖縄ぜんざいとはこういう形が主流とのこと。

空腹も満たされて落ち着いたので、冷静になってスマホの力を借りてググってタクシーを呼ぶことに。都内なら10分程度で回してくれるけど、こちらだと20~30分と時間的に不安なことを言ってきた。どうしようもないのでそれを了承して待つことに。時間つぶしに入ったお土産屋のおばちゃんと東京の暑さについての話をしてくれて時間をうまくつぶすことができ、ちょうどよくタクシーが到着。
タクシーの運転手さんも人の好いおじさんで、いろいろ最近の沖縄事情を話してくれて勉強になりました。(話題は、アキバだけでなく沖縄にも上陸しているという中国人観光客や、本日執り行なわれる大田知事の葬儀など)
時間的にはちょうどよく間に合わせてくれて、しかも端数を負けてくれて3,000円で空港へ到着。
空港1Fであすのためにリムジンバスのチケットの購入をして名護市へ移動。

<名護市では。。。。>

初の名護市滞在。(以前は那覇市からサイクリングで折り返し地点としたところ)
宿泊先のホテルが、古い昭和のビジネスホテルのような旅館で趣が良かったけど、周囲の飲食店がほとんど飲み屋ぐらいしかなく、歩き回った挙句にチョイスした店もいまいちで、沖縄そばを食べてあえなく就寝。

ここでのネタはないので、沖縄ネタを追記させてもらいます。

都内では、絶滅危惧種というか、もう根絶されて、お金なのに渡されると逆に迷惑なお札。

2千円札!お札のデザインに守礼門が描かれているからか、沖縄では、大量に流通されており、現地のATMではじめてお金を下ろしたときに、大量に入っていて一瞬おどろいた!

沖縄だからそうなのか、地方であれば同じように使われているかもしれないが、、、こういうところでも沖縄だなあって実感しました。(沖縄の自販機で使えたかな。。。。)

<第三日目>

急がば回れの言葉通り大回りするも、バス停が見つからず、結局昨日同様、重い荷物を担いで歩く羽目に。
ようやく路線バスに乗り込み、(そこから一駅の)名護バスターミナルに着き、高速バスに乗り換えて念願の海洋博公園に到着!空腹だったので園内で唯一ガッツり食べられそうなランチビュッフェのレストランが11時からだったので、これをまとうと思ったのですが、団体客が予約リストにびっしり記載されていたため、しかたく水族館見学へ。

wpid-DSC_0088.JPG

ジンベエザメもデカければ、その水槽もさすがにデカい!予想通りに圧巻でした。

wpid-DSC_0092.JPG wpid-DSC_0089.JPG

ハブくらげなどの海岸付近での危険な生物やサメなんかを見ると、沖縄の綺麗な海でも入る気は失せてしまう。。。亀さんの背中に乗せてもらって、海中を散策したいという夢があるので海亀さんが一番いいかな!

1時間半ほど水族館と周辺施設を見学して、あとは食事を取ろうと最初のレストランにもどったら、あいかわらず予約リストには団体客でいっぱいだったので、何でもいいからと近くにある軽食ショップを探そうと歩いていたら、突然のスコール!急いで雨宿りできるあずまやに入り込み止むのを待ったが、一向に止む気配がなく返って強くなるほどに。雨雲も停滞しているように見えて、しばらく止まないだろうと判断し、小ぶりになったタイミングを見計らって、帰りのバスに乗るためにバス停付近へ移動。途中、軽食を取れる店があったので、そこで空腹を満たすためにどこにでもありそうな包みピザとビールを買って飢えをしのいだ。
雨は小降りになったり強く振ったりの繰り返しで、このまま帰ることになるのだろうと、あきらめ気分で持ち歩いていたノートパソコンを開いて、休憩所で仕事の状況確認や自身のホームページの記事のアップをおこなうことに。気がつくと、雨が止み天気がよくなっていたので、外でこの続きをしようと出たら、あえなく帰りの高速バスの時刻に。目的は達成されたし、景色のいいところでのんびりできたのでそこそこ満足して、翌日の離島(渡嘉敷島)での海遊び(シュノーケリング)に期待して那覇市に戻る。

<第四日目>

前日、那覇市について宿泊先のホテルのテレビで、台風の影響で明日は天気は崩れないが波が高くなるとの予報に不安を抱いて就寝。翌朝、フェリーのホームページを見たところ、午後からの船はすべて時間を繰り上げての出航と欠航で、行って返ってくるだけになってしまうので、今回の離島での海遊びは断念!今日をどうするか悩んだあげく、そうだ!砂浜もある美浜アメリカンビレッジへ行こう!!と思い立ち、急遽スケジュールを変更して、今日の宿泊先の最寄り駅(おもろまち駅)から出ている路線バスで北谷へ。
1時間ぐらいかかって北谷(ちゃたん)に到着。ここで注意するのは、アメリカンビレッジに行くなら「軍病院前」で降りること!(北谷だからといって「北谷」バス停で降りるとかなり遠くなりますので要注意。)

wpid-DSC_0097.JPG
まだ、朝食をとってなかったので、ここにもあることを知っていたA&Wを探し、アメリカンビレッジ内の店舗を発見し、とりあえずルートビアとハンバーガを食べました。
空腹が満たされたので、サンセットビーチを目指しながら、アメビレ散策。
アメビレの町並みは、日本によく見られる直線的なアーケード街ではなく、USJなどのテーマパークのショップエリアを髣髴させるような佇まいで、各エリア2・3階建ての建物に小さなショップがいくつも無秩序に入っており、通路も入り組んでいてジャングルのような迷路のようになっている。(言葉で表現するには難しい。。。)
なんか、この佇まい面白くていいなあ。
っで、アメビレを楽しんだ後は、夕日の名所で有名な、炎天下の中サンセットビーチに到着。砂浜は人工で小さいながらも、軍属のアメリカ人さんたちも海水浴を楽しんでました。
ここはあまり木陰がないので、隣接する運動公園内を横断して、アラハビーチへ。

wpid-DSC_0100.JPG wpid-DSC_0099.JPG
炎天下の1kmの歩きは、かなりきつい!途中運動公園内のあずまやで休憩をとりながら、アラハビーチに到着。こちらは木陰やあずまやがあったので、ここで日焼け止めを塗って日光浴。音楽を聴き、青い空と海を見ながら2時間ほどマッタリ。すると、さすがに日焼けした感があり、汗もかいたので近くの公衆トイレで汗を洗い落とす。(もちろんシャワー施設もありますが)
お昼の2時ともなると、日差しも痛いぐらい強くなり、暑さも最高潮って感じで、そんな中をまた1kmほど徒歩で戻ることに。。。。まったりしてた分帰りがだるかった。アメビレについたら暑さをさせるためと空腹を満たすためにどこか店に入ろうと探したが、暑さと疲労で頭がボーっとしている状態で、あの複雑に入り組んだ中から、沖縄料理のお店を探そうとしたがこの時間開店しているところを見つけることはできず、他はハンバーガ・タコス・ステーキのお店で、ハンバーガーとステーキは前日までに食べているのでタコスかタコライスにするかと思ったけど、タコスは国際通りに出店した「チャーリータコス」で食べたいと決めていたのでそれ以外でと探しさまよっていたら、無駄に時間を費やしてしまい、時間も中途半端になったので、結局何も食べずに那覇市に戻ることに。
最後の宿泊先は、「CoCoホテル新都心」。最寄り駅のおもろまち駅と次の駅とのちょうど中間にあるという立地の悪さにもかかわらず、基本ウィークリーマンションのようで、部屋もほぼ1ルームアパートで、価格の割りに大変居心地がよかったです。ただし、夕食は付近の店を探しきれず「大戸や」でとる羽目に。

<最終日~帰宅>

とうとう最終日。いままで散々炎天下の中歩き回って疲労困憊気味でしたが、今日とうとうこの楽しい沖縄合宿を終えてしまうと思うと、ぐったりしてられなくなり、最後の目的地のチャーリータコスでタコスを食べるために、再び国際通りにもどり、開店の11時まで市場通りアーケードなどを歩き回り、お土産の散策と、沖縄のアニメ文化の広まり具合を調査するため、1日目に目をつけていた「アニメイト」と「あにまーる」へ。後者は手狭な店舗でキャラクタのアクセサリやスマホのケースやTシャツなどの雑貨が豊富。

wpid-DSC_0103.JPG

前者は、本場のアキバと比べると雲泥の差はありますが、意外と広く品揃えも十分あったかと思います。
ようやく、チャーリータコスで、ビーフタコス×3P+ドリンクセットで。沖縄合宿初回に大学の後輩に連れて行ってもらった沖縄市の本店で食べたときの衝撃を思い出させる味に大満足でした。

wpid-DSC_0101.JPG
なお、今回のお土産は免税店でしか見かけない「ちんすこうショコラ」と「A&Wルートビア」。

毎日転々として落ち着けず、キャスタが破損して重い荷物を担ぎ、炎天下の歩きで体を酷使してばかりで、体を休めるはずの離島には台風の影響で行けずとキツイ日々でしたが夏合宿の第一目的の暑さに負けない体作りという点は、帰宅して自宅のPCでこの文章をエアコンなしの状態で書いていることを考えると達成できたかと思いますし、いままでなかなか減らなかった体重も2・3キロほど落とすことができ、また来年も行きたいと思えることでも十分満足のいく一人旅になったと思います。