子供のころ親に連れられてキャンプしたときを思い返すと、子供にも比較的安全に扱えるガスカートリッジ式のバーナと、固形燃料がメインで、焚き火はできればやっていたという記憶があり、まずはソロキャンプ初心者に扱いやすいものを簡単にチョイスして、調理の面、荷物の面でどのタイプがちょうどいいかを実際に使って検討してみました。
<調査サンプルのスペック>
今回の検証を行うにあたって、燃料タイプのサンプルを以下のものとしました。
(初心者の私にそれほど買い揃えるほどの資金も知識もないので、サンプルとしては不十分な品揃えですがご容赦のほど。)
サンプル①:ガス(イワタニ・プリムス IP-250G)

- 外寸(カタログ参照値):φ11×H:9[cm]
- 重量(カタログ参照値):322[g]
- 価格:¥ 388(Amazonにて)
サンプル②:固形燃料(ニチネン )

- 外寸(カタログ値参照):φ10.2×H:6.5 [cm]
- 重量(カタログ値参照):358 [g] ※付属の五徳や火力調整用中蓋含む
- 燃焼時間:約1時間(火力調整用中蓋を使用して2時間程度)
- 価格:¥432(Amazonにて)
サンプル③:炭(ロゴス ミニラウンド ストーブ4)

炭については、
- ロゴス ミニラウンド ストーブ(6個入)
- 外寸:φ7.5×3.5[cm]
- 重量(1個):150[g]
- 価格(単価):¥669(@167ぐらい)
<測定条件>
水500CCを同一のヤカンを使用して、同日同所にて上記サンプルの燃料を順番に使って加熱。目視および音によりあきらかに沸騰を確認できるまでの時間を計測。
ただし、サンプル間のインターバルには、ヤカンを冷ましている。
<結果>
サンプル①=5分30秒
サンプル②=7分45秒
サンプル③=13分30秒
参考)日常で使用する都市ガスコンロ=3分15秒
<総評>
身一つのソロキャンプだと、重さと大きさは死活問題かと思われます。
なので、この3つのうちでは、ガスが、扱いやすさ・火力とその調整・大きさ・重量からしても、一泊のソロキャンであればベストかと思われます。
さらにガスカートリッジには小型の容量110のタイプもあるようなので、予備用含めて2本装備すれば十分かと思われます。
固形燃料は、火力調整が微妙ですが、缶ひとつという身軽さで火力も持続力もガスと炭の間の能力で、薪や炭でキャンプするとした場合の非常時の保険として1缶忍ばせておくと安心かも。
炭、特に今回サンプル③として使用した炭は、実際に使ってみて、普通のマッチ1本で着火できるみたいなこと書いてあったので試したけど、無理でした。チャッカマンでも難しく、ガストーチが必要かと思われます。
薪と天気が保証され、直火OKのキャンプ場で、火起こしできるスキルがあれば、荷物を減らすことができるのでしょうが、その条件が満たせることは(初心者の私には)難しいでしょう。薪や炭を使用するとなると、炭自体に加え、炭を入れる(火消しも兼ねて)ケース、ストーブ、耐火グローブ、火バサミとなにかと荷物が多くなるように思えます。
最初のキャンプは、レギュラーコーヒーとインスタント食品になるかと思うので、ガスにしようと思っています。