ここでは、まだ言えないが、、、
ある目的のため、ラズパイ3を購入し、更にこれに5インチの液晶タッチパネルディスプレイを実装することにした。
なお、作業に使用するPCは、Linuxを前提としている。
今回の作業でもLinux端末であることが有利なのだが、やはり本作業に限らず今後のことを考えると、ラズパイと(ほぼ)おなじOSのPCを使用することをおすすめします!(コマンドを覚えるのが大変ですが。。。)
<材料>
- ラズパイ3本体(RSコンポーネンツ版)
- 32GB microSDHCカード
- Raspbian (ラズパイサイトからDLしたイメージファイル)※
- 電源アダプタ(出力5v2.2A以上のmicroB−オスタイプのUSBコネクタ)
- ラズパイ専用タッチパネル液晶モニタ(Kuman製品SC5A 5インチ800☓480)※
- SDカードtoUSBコネクタ変換アダプタ(作業用PCにmicroSFDCカードを接続できるようにするものであれば何でも良い)
- モバイルルータ(旧willcomの502HW)
- 作業用PC(Debian端末)
※OSと液晶モニタについて、、、、
当初はcocopar製品のものを使用していたが、アキバの工作室で作業するため頻繁に持ち運んでいたせいか、破損してしまったため、再度Amazonで購入しようと検索したら品切れ状態で入手できず、代ってタッチパネル液晶モニタは、上記Kuman製となった。
またOSについては、cocopar製のものを使用していた時は、ラズパイ3にはWheezyのRaspbianを実装していたのだが、壊れてKuman製品に交換した時は、ほぼほぼそのままで使用可能であった。(モニタ付属CDのものは使用しなかったのが良かったのか?)
さらに、そこからJessie−Raspbianの情報も増えてきたので、Jessieにしようと、Jessieのイメージをサイトからダウンロードしてインストールしてモニタに接続したら、画面の右端1cm幅が真っ白になったり、それを解決しても今度はタッチパネルのキャリブレーションもうまく行かずうえ端のメニューバーエリアがタッチできないなどで挫折してしまい、仕方なくKuman製品の付属DVDについていた、Jessieのカスタムイメージを使用して、ラズパイ3を立ち上げ直した。
<作業>
1)Kuman製品の付属DVDに付属のJessieイメージファイル”5inch_HDMI_raspbian jessie with pixel_2016-11-25.7z”を、作業用PC(Debian)にコピーする。
(コピーせずに、直接次手順2)を実施しても良い)
2)上記イメージファイルは、7zip形式で圧縮されているため、解凍し、imgファイルを抽出する。
作業用PCがWindowsOSでなくLinux端末であるため、すぐにアーカイブマネージャで解凍できちゃう!
3)(別件で使用していたSDカードということもあり)通常のSDカードへの書き込み手順に乗っ取り、下記のコマンドを実行して、ゼロフォーマットする。(作業用PCにもよるが、3・4時間程度所要)
# dd if=/dev/zero of=/dev/*** bs=1m
上記コマンド中の”/dev/***”は、作業端末がmicroSDカードを認識した際のデバイスファイル名で、microSDカードを挿入した直後のdmesgコマンドや、”fdisk -l”で知ることができる。
4)手順2で入手したイメージファイルを、下記コマンドでmicroSDカードに書き込む。(作業用PCにもよるが、3・4時間程度所要)
# dd if=/***/5inch_HDMI_raspbian jessie with pixel_2016-11-25.img of=/dev/*** bs=1m
5)OSイメージを書き込んだmicroSDカードを、ラズパイ3に装着して、ブート!
Jessieが立ち上がり、”どこぞの国の道路の風景”画像が背景のデスクトップ画面が表示されて、とりあえず完成!!
この状態で、タッチパネル操作も可能だが、キャリブレーションしましょう。(キャリブリレーションは、「メニュー」>「Preferences」>「CalibrateTouchscreen」アプリで)
いままで、同様の液晶モニタ製品に付属するカスタムされたOSイメージは、何かと問題が指摘されていたが、こちらは、まだフルに開発していないせいか、モバイルルータとの相性もよくSSIDを認識して設定することもできたし、そこからOSのアップデートもできるし、普通に使うには問題なく使えた。
以上