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ラズパイ・ゼロを買ってみた!

ラズパイ3で製作していたGPS機能付ポータブル端末(仮)を製作していて、試作機だからと我慢していた大きさだったが、このラズパイ3を別の用途に転用してしまい、製作はあえなく頓挫。。。

ラズパイ3+も出たので、そちらを購入しようかと迷ってんですが、、、この端末の要件を改めて考えると、やはりCPU処理性能をはじめとするラズパイ3+の機能や形状は無駄が多すぎると判断し、ラズパイ・ゼロを代替品とすることに決めました。

購入は、いつものAmazonでもよかったのですが、どうしても待ちきれずに、アキバへ直行して、マルツで購入しました。(¥2,000税別)

SDメモリは、8GB未使用品が家に転がっていたので、これを流用。

これに書き込むOSは、GPS機能付ポータブル端末(仮)に使用している、Kumanの5インチ液晶タッチパネルモニタに付属のカスタマイズ版Raspbian(Jessie)とし、これをLinuxノートPCで書き込ませて、さっそく起動!

かなりのコンパクトサイズで喜ばしい反面、セットアップ作業がいままでどおりにはできないことに気づきました。

というのも、、、USBポートがMicroBタイプのUSBポートが1つしかないと言うことです。(そういう無駄を削いだところが選定理由だったのに)

そこでUSBハブを家に落ちてないか探したところ、見当たらず。。。

なので、近所のあきばおーへ、自転車でひとっとびして、microBtoAメスの変換ケーブル、USBハブ、USBメモリを、いずれも安かったのと、今回のラズパイ・ゼロで必要になると思い込み、衝動買いしてしまいました。。。。

自宅に帰って、早速購入品とセットアップ作業に必要なマウスとキーボード、モニタをラズパイ・ゼロにつなげて、いざ起動!!

いつものデスクトップ画面が表示されたので、マウスとキーボードで操作しようとしたところ、、、、なぜかキーボードの入力を受け付けないし、マウスも使えない!!!

このUSBポートって、まさかrootハブ機能を持っていないのでは!?と思い、とりあえずキーボードだけをラズパイ・ゼロに接続して最低限の操作ができるようにと起動させて、下記コマンドを実行した。

pi@razpi0:~ $ lsusb
Bus 001 Device 005: ID 0930:1408 Toshiba Corp.
Bus 001 Device 004: ID 093a:2521 Pixart Imaging, Inc.
Bus 001 Device 003: ID 099a:0638 Zippy Technology Corp. Sanwa Supply Inc. Small Keyboard
Bus 001 Device 002: ID 05e3:0608 Genesys Logic, Inc. USB-2.0 4-Port HUB
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub

※さらに詳しくUSBの接続状況を確認するには、”lsusb -v”

と、Bus 001 Device 001に”root hub”の記述があることから、(流石にそれはないよな。。。と)ひと安心。

となれば、各USBデバイスへの電源供給が不足しているのではと推測し、後日会社の帰りにアキバへ向かい、電源供給機能付きのUSBハブを購入!(ヨドバシAKBにて、バッファロー製BSH4A11¥1,120税別)

帰宅して早速、マウス・キーボード(とついでにUSBメモリ)をこれに接続してラズパイゼロを立ち上げてみた。

すると、、、、マウスの底面から赤い光を放つようになり、キーボードもCAPSロックをかけると、そのLEDが点灯。もちろんその後ノートパッドアプリで文字入力ができることを確認!!

これでようやくセットアップ作業ができるようになった!

しかし、ラズパイゼロ・ユーザのセットアップ作業のページを読むと、USBポートを使って母艦のPCにシリアルコンソール接続して、これを使ってセットアップ操作を実施するというのが、当たり前なようで、、、余計なものを買ってしまった!とがっかり。。。

次回は、この状態でのラズパイゼロのセットアップ作業の続きをご紹介。

ラズパイ(Jessie)に画面キャプチャツールを追加

通常PC版のDebianには、当たり前のように画面キャプチャツール(kshapshot)がインストールされてますが、Raspbianには、容量削減のためか、インストールされてません。

これからラズパイをいじくり倒すことをするときに、画面キャプチャをとっておくと、作業手順の記録になるので、本手順を実施されることをおすすめします。

まずは、”ksnapshot”パッケージのインストールから。。。

GUI操作で実施する場合、

「Menu」>「設定」>「Add/Remove Software」を起動させて、”ksnapshot”で検索する。

しばらく待つと、検索結果の一覧の中に、「screen capture tool」(ksnapshot-*.*…)のパッケージが存在するはずなので、これを選択して「Apply」をクリックする。

コマンドラインで操作する場合、

$> sudo apt-get install ksnapshot

実施の前に、全パッケージのアップデート(apt-get update)も忘れず実施しておきましょう。

「メニュー」への”ksnapshot”の追加

以上のいずれか一方の操作でインストール後、「Menu」のアプリケーションリストから実行できるように、以下の操作を引き続き実施します。

ちなみに、なぜか上述のksnapshotのインストールが完了すると、「サウンドとビデオ」には”VLCメディアプレーヤ”が勝手に追加されています。(最初にあった”QjackCtl”は消えています。)

今回の”ksnapshot”は、「グラフィックス」に追加することになります。

「Menu」>「設定」>「Mani Menu Editor」を起動させます。

「Mani Menu Editor」画面左側のメニュー項目一覧から、”グラフィックス”を選択し、中央のアイテムリストに対して”ksnapshot”にチェックが入っていることを確認のうえ、「OK」ボタンをクリックします。(デフォルトでチェックが入っていて本来表示されているはずなのですが、儀式的に行わないと追加がメニューに反映されないようです)

「OK」ボタンをクリックして、「Mani Menu Editor」を終了後、あらためて「Menu」>「グラフィックス」をクリックすると、「ksnapshot」が表示されるので、これをクリックして起動するか確認してください。

無事起動できて、画面キャプチャができるようになります。

以上

 

 

ラズパイ”Jessie”にChromiumをインストール

ラズパイ(Raspbian”Jessie”)には、”Epiphany(エピファニー)”というWEBブラウザが標準実装されています。

これは、GNOMEの標準ウェブブラウザとのことで、軽量かつシンプルで使いやすいのかもしれませんが、マイナーで日頃FireFoxやChromeを使っていると、一部のコンテンツは表示できないこともあり、これをメインに使うにはいまいちな感じがします。

そこで、使い慣れたWEBブラウザをラズパイに入れたいという衝動に駆られ、Chromeのベースとして開発されているChromiumをインストールしてみました。

WEB上で同じことをやっていないか調べてみると、やはり同じ考えの人はたくさんいるようで、インストール方法は、いたって簡単。パッケージが公開されているので、apt-getコマンドでインストールすればよいだけ。ちなみに、パッケージ名は、”chromium-browser”とのこと。

$> sudo apt-get install chromium-browser

念のため、実行前にインストールパッケージ全体をアップデート”apt-get update”をしておきましょう。

以上