Windows95の復活!!(その1)

現在、2019年。来年は東京オリンピックが控える2020年、誰もが個人でパソコンを持ち、手軽にインターネットに接続し、ゲームやショッピングなど便利で夢のような様々なインターネットコンテンツを楽しむことができるようになった。しかも、個人の情報端末はノートPCから、薄型軽量で手軽に持ち運べ、キーボード不要で指のタッチであらゆる操作ができるスマートフォンとなっている。

この便利でお手軽さに満たされたこの時勢に対して、不便ながらも希望に満ちた未来を夢見た、古き良き時代に起こったパソコン革命とも言えるあの出来事を、ふと思い出した。

それは、世間を大いに賑わせたWindows95の発売!気がつくとあの日から、早4半世紀。当時は、インターネットもままならなかった時代。ちなみに小生はこの時代、大学生でMacにカブれていて(というか、当時、洗練されたGUIデザインのMacOSに比べたら、Win95のGUIなんてバッタもんにしか思えなかった)Windows95にはほとんど触っていませんでした。なので、それほどWindows95にほとんど思い入れはありませんでした。

しかし、ここ最近、Youtubeなどの昔の秋葉原の映像/動画を見て、懐かしさに触発されて、それよりも前の80年代に日本で繁栄したNEC PC-98をいじるようになったので、この流れでこのPC-98をWindows95にするネタを先に思いついたのですが、、、

さすがに、まだPC98についての知識が乏しいので、難易度が高く、困難であろうことが予想されるので、ここは安牌に、使わなくなって捨てる予定となっていた、自作DOS/Vパソコン(タワー型)をWindows95パソコンに仕立ててみては!と方針を修正することに。

そこで、今時分を勝手にWin95四半世紀生誕祭として、自作パソコンでWin95パソコンを復活させることにしました!

まずは、このPCのスペックについて。。。

インターネットで同じことをしている先人達の情報をまとめると、下記のスペックが前提となるようです。

1.CPUのクロック数は、2.2GHz未満のx86系CPU。

2.メモリは、512MBまで。

3.ブート可能なFDDおよびMS-DOSのシステムの入ったブートディスク(ディスケット)が必要。

これは、OSインストールメディアがCD-ROM版であっても同じです。つまり、現在では当たり前のOSインストールCDを使ってのブートインストールはできません。そこでCD-ROM版にも、”セットアップ起動ディスク”なるものが同梱していますので、インストールにはこれを使います。(ちなみに、Win95をインストール済みのものがあれば、インストール中に作成される復旧ディスクでもいいかもしれません)

余談ですが、、、Windows95には、CD-ROM版のほかに、フロッピーディスク(FD)版もありました。(私はなぜかこちらのほうをパッケージ版で持っていました。何に使ったんだろう。。。記憶にない。)このFD版には、FDがなんと30枚近く?(それ以上?)あり、これを繰り返し入れ替えて読み込ませるという、地獄の作業が想像されます。(今回、これを押入れから取り出して、いざ読み込ませてみたら、5・6枚付近で読み込みできないフロッピーが出てきて、インストールが完遂できませんでした)

4.また、このブートディスクにおいては、CD-ROM版の場合、”認識可能な”CD-ROMドライブが必要。(CD-ROM版付属の”セットアップ起動ディスク”にはCD-ROMドライブのためのドライバが同梱済み)

注)ただし、このドライバでは認識しない光学ドライブ(DVDドライブやCD-Rドライブ)があるので、本手順では、CD-ROM版のインストールメディアであっても、CDドライブは使用しません。

5.キーボード&マウスは、(インストールブート時はMS-DOSのため)USBのものだと非対応となります。導入時には両方共PS/2接続のものが必要となります。

6.HDDは、IDEタイプのもの。パーティションサイズはファイルシステムFAT(16)にて最大2GBまで。(だからといって、IDE-HDDのサイズが2GBである必要はありません)

7.AGP拡張スロットに非対応のため、マザーボードに実装されているGPUもしくはPCIスロット用グラフィックボードが必要。

以上を踏まえて、我が家のガラクタの中から該当する自作DOS/Vパソコンが見つかりましたので、このスペックについて以下に記します。

・「CPU」・・・運良く廃棄予定のDOS/V自作PCには、”Intel Pentium Ⅲ 1.0GHz”がマザーボードに載っていたので、上述の前提スペック1に該当するのでこれを使用することにしました。

・「マザーボード」・・・廃棄予定のDOS/V自作PCには、”A-Open MX3S-T”が使われており、特に故障箇所がなかったので、これをこのまま利用。当然、前提仕様1、3、5、6を満たし、製品としても対応OSとしてWindows95も含まれていたので、これを使用することに決定。

・「HDD」・・・ 中古のIDE-HDDは今でも入手可能ではあるが、容量は100GB以上がザラで大きすぎて、まれにジャンクで80GBの代物もあったりするが、まさにジャンクで使えなかったり、使えたとしてもすぐに壊れてしまうものが多い。おそらく、大容量でも前述の前提仕様で、2GBにパーティションを切ってしまえば問題ないこととは思われるが、今後のことを考え(HDDが壊れるよりも飽きてしまうのが早いのかもしれないが)、CFカードを使うことにした。

これだと(品質の良い中古でも)MB単位のものもあり、今でも新品でひと桁GB容量のものも入手できる。実際今回は、ヤフオクで1GBの中古CFカードを入手。

・「メモリ」・・・当該PCには、256MBのメモリモジュール✕2本で最大搭載容量の512MBが実装されていましたが、(マザーボード上の)共有ディスクが1024KBあり、512MBを超える?事になるかもということで、一本抜いて確実な256MBにしました。

・「キーボード&マウス」・・・ジャンクショップでPS/2のものを購入。

・「その他」・・・マザーボードに付属のドライバCDがなかったので、LANポートとサウンドポートが認識できず、PCIスロットに増設。ちなみに、増設したLANカードは、玄人志向の「GbE-PCI2」を使用。

ちなみに、費用ですが、、、、

上述のとおりほとんどが、自宅にあったものなので、追加購入したものといえば、、、

・CFカード(中古1GB)・・・・オークションで、¥600

・CF-IDE変換アダプタ・・・Amazonで、¥719

・PS/2キーボード(中古)・・・・秋葉原のジャンクショップで、¥1,000ぐらい

・PS/2マウス(中古)・・・秋葉原のジャンクショップで、¥500ぐらい

・Windows95インストールメディア(中古)・・・ヤフオクで、¥3,500ぐらい

・サウンドカード(中古)・・・・ヤフオクで、¥1,000ぐらい(見込み)

以上、総額5,000円にも満たない出費で出来上がりました!

ベースのPC自体は今回家にあった廃棄予定PCを使ったので出費は微々たるものでしたが、すべて中古で買いそろえるとなると、アキバにジャンクショップが少なくなってきた今時分、難しいかもしれません。

(部品相性問題や、動作しない故障品をつかまされたり、すぐ壊れてしまうってことなどで、スペックの割りに出費が高くつくかと思われます)

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