日別アーカイブ: 2015年2月1日

灼熱の初サイクリング!

時期:?

走行距離/時間:5時間(片道)

東京へ進出して、初めての夏!夏といったらやっぱり海でしょ!!ということで、愛車「ジャイアント号」でサイクリングがてら海へGO!
 ということで、真夏の炎天下の中とりあえず、千葉の海を見に行こうと漠然とした目標を掲げて無謀にも出発 しました。(初めての長距離サイクリングなのでどこまでいけるかわからなくて・・・)10時前に出発して、東へ向かう大きな道路をたどりながらとりあえず 進んでゆき、分からなくなったら標識やコンビニによって地図を立ち読み。しかし、真夏の炎天下に頭がやられはじめてきて、途中から自分のいる位置がわから なくなるわ、どっちの方向に進んでいるのか把握できない状態になり、それでもただ闇雲にペダルをこぎつづけていた。それでも潮風の匂いといった海に近づく 気配がまったくなかった。どちらかというとなんか坂を登ってた印象が多かった。おかしいなあと思ってたら、どうやら茨城よりの方面へ向かっていることに気 づいた!(ここで初めて少なくとも方位磁針は必要だなあと思った)・・・・それでようやく本能的に潮の匂いを感じるとラストスパートをかけたら・・・そこ は”稲毛海岸”!
 自転車を砂浜まで乗り付けて、降りるや否や靴とTシャツを脱いで、海に突っ込んだ。久しぶりの海に浸か り、汗だくの体を洗い流してくれた。うーん、とても気持ちよかった!が、しかし体も頭もクールダウンして冷静に海を見たらやはり東京湾だけあって海が汚 かった。(人工海水浴場だけあって砂浜もイマイチだし、遠くにはタンカーの姿が見えるし。)砂浜に上がって時計を見ると、もう3時を過ぎて、空も夕暮れの 日差しになり始めていた。どおりで人がほとんどいなかったわけだ。なんか、周りを見渡すと晩夏の淋しい海辺という雰囲気だった。1時間ぐらい砂浜で横に ゆったりしたあと、暗くなって来始めたので重たくなった体を無理やり起こし、老体に鞭を打って自転車にまたがり帰路につくこととした。目標達成して気が抜 けたせいか、どうもペダルが重く感じた。帰りは海沿いの道をつたって、京葉道路に何とか合流することが出来、無事帰り着くことが出来た。やっと我が家に到 着した時にはすでに20時過ぎでした。あさってには短い夏休みが終わり、会社に行かなければならない。今日のはかない夏の出来事を思い出しながら、いつも より早く就寝。とりあえず、海も見れたし満足した一日でした。(当然、翌日からだが日焼けして痛い思いしたのは言うまでもございません)
 また、後日地図を見てみたら、かなり見当違いの方向に進んでいていたことが分かった。やっぱ備えもなく行き当たりばったりでいくのは、もったいないなあと反省。

・・・以上、回顧録

写真にこの記念を収めたのですが、あまりに殺風景な風景だったのであまり写真は掲載できませんでした。(つまんなくてご免!)

海は広いな、大きいな やった!久しぶりの海

隅田川下り

時期:東京に住んで初めての街乗り

走行距離/時間:30分?(片道)

九州から神奈川の某大学(校)を6年間過して、地理的にそこまで来たら東京で就職しよう!と単純なおのぼりさん的発想で(大学の先生のコネもあり) 都内勤務の会社に上手くもぐりこむことができ、これにより住処を都内に移すことになりました。

当初、会社の事務所が日本橋(人形町近く)にあったため、自 転車通勤もできて、秋葉にも近くて、上野・浅草にもいけるとこ・・・などとおのぼりさん的贅沢な条件で不動産屋さんを巡りめぐっていたら、押上の不動産屋 さんで無理だと思われた条件を見事クリアした超掘り出し物的物件を紹介してもらったのが、墨田区の本所というところでした。そこは、隅田川のすぐそば(清 澄通り沿い)で、水上バスで川を下りお台場までいけるということを知り、引越ししてすぐに乗ってみました。そのときの情景を以下に書き捨ててます。


写真1:水上バス出発地点の浅草吾妻橋からの風景を撮影(ただし、後日撮影した映像です)
浅草付近(隅田川公園)の隅田川の川沿いには桜並木があり、そこでは毎年花見の季節、花見を楽しむ人たちで大賑わいです。
隅田川沿いには、屋形船を出してくれる船宿がたくさんありますが、シーズン中は予約しなければならず、その予約自体もいっぱいいっぱいだそうです!(つまり、シーズン中は無理ということです。)


写真2:浅草の名所の一つでもある某ビール会社のオブジェ(俗称「金ウン」)
これは、吾妻橋を挟んで浅草とは対岸のところにあり、いつ見ても不可解な形をしております。
また、この下にある広場が、私のインラインスケートの練習場所でもありました。


写真3:隅田川の有名な理由といえば、さまざまなデザインの”橋”が架かっているという事です。
これは、浅草の水上バスでまず最初にくぐる橋”吾妻橋”。シンプルなんだけど朱色の欄干がとても小粋!
これよりも川上には、桜橋や白髭橋などおしゃれな橋があります。


写真4:浅草から川を下ると3番目にくぐる橋”厩橋”。
この右手側に私の住処のアパートがあります。(ちなみに2番目は、”どぜう”で有名な”駒形橋”)
雨の日の通勤時には、地下鉄を利用するためよくこの橋を渡ってました。


写真5:船上から東京タワーも見ることができます!

 
写真6、7:水上バス船内の様子(左側)と水上バスの外観(右側、日の出桟橋にて)
水上バスというとなんかぼろっちい印象をもちますが、そうではなく観光客相手の遊覧船で、
中には飲み物・ビール・おつまみなど購入できる売店があります。
浅草からの水上バスの場合、お台場方面へ行くには、日の出桟橋で乗り換えになります。

 
写真8,9:船上からお台場の風景
フジテレビがちょっと遠めで(左)、東京レインボーブリッジ(右)も見ることができます。


写真10:終点の国際展示場そば
おもちゃショーとかホビー的なものをはじめ様々な展示会を催しているので、暇だったら立ち寄るのもいいかも・・・
(結構広いからあっという間に時間が過ぎてしまうので注意!))

 ・・・と、隅田川下りの様子を述べましたが、橋に関していえば本ページには載せきれなかった、有名な橋”勝鬨橋”など、本 当に様々なデザインの橋が架けられていて、まさに隅田川は橋の美術館という感じです。また、おのぼりさんには重要な観光スポットに関しても、フジテレビ・ 海浜公園などの終点のお台場の名所についは、後日書き足そうと思います。

以上より、私のお勧めする東京観光の1コースとしては、昼頃まで浅草を歩き回り(食べ歩き・花やしき・参拝など)、そこから水上バスに乗って40分ほ ど、船上からの橋のデザインや東京の風景を堪能し、夕方から日が沈む頃までお台場で遊びまわるというルートです。東京の旧き所と新しき所の両方が味わえる 東東京の観光スポットとして結構お得だと思います。また、浜松町からから日の出桟橋で乗船してお台場とい うのもあります。

今回は、自転車に関するページなのに、自転車の話題がひとっつも出てきてませんが、実はちゃんとMyチャリも同行してました。なんと水上 バスに自転車を持ち込むことが可能なのでした!(この場合、大人乗船料金の半額を払わなければなりませんが!)

帰りは、ちゃんと自転車に乗って川沿いを走って 帰りました。あいにくこの日は、天気が悪く夜になって雨が降り出し、その中を走って帰ったためずぶぬれになったことは言うまでもありません。

九州激走!失意(?)の帰郷物語!!

時期:
走行距離;約80km(走行時間6時間半)
 会社(某育児器具メーカ)を辞めて失業保険を受給するまで生活費を抑えるために、とりあえず実家に帰ろうと決意しました。(ゴールデンウィークに帰れなかったし。。。)
 実家に帰るにあたり、自由な時間がたくさんできるわけだから、ただ帰るのももったいないと思い、新たな帰省方法をいろいろと検討した結果、時間はかかるけど安いし、船の旅なんて時間がないとめったに乗れないという点で、船+自転車で帰ることとしました。(自転車を梱包して送ることが面倒だということもありましたが)
 ドタバタと引越しの準備を何とか終わらせ、いままでの住処(墨田区は本所)をいざ出発。と思ったら、フェリーに乗り遅れちゃった!
道に迷いに 迷って青海(東京)のフェリー埠頭にたどり着くと同時に汽笛が鳴り響き、乗るはずだった船は目前を出港していました・・・・。(土砂降りの雨の中呆然と立 ち尽くす私・・・。周りは、一面運送業者のコンテナ置き場で人気のなさに加え夜ということもあり寂しさがひとしお・・・)
 自宅に戻るにも、部屋を不動産屋さんに引き渡しちゃったので夜露をしのぐ場所がなく、仕方ないので浅草に戻り、浅草ロック座の上にある思い出(年越しの京旅行で自宅の鍵を失くした時にも利用)のサウナ屋さんに一晩お世話になりました。湯船に浸かり、ずぶぬれになって冷え切った体を暖めることができてよかった!
 その翌日、船の乗船時間は19時なので、夜まで時間をつぶそうと、浅草界隈で、映画鑑賞(「ミッション・トゥー・マーズ」)や、東京最後の食事として大黒屋の天丼をたべました。
なんだかんだで、時が過ぎて日も暮れてきたので、そろそろ出立の時と悟り、「ジャイアント号」に乗って、再びフェリー乗り場まで疾走しました。
(ここからが本題!)
 小雨の中、今度は余裕をもって青海フェリー埠頭に着きました。
ちなみに青海フェリー埠頭は、東京のお台場をさらに南に行ったところで、周りは貨物業社のトラックとコンテナばっかりで夜になると人気がほとんどなく物寂しいところです。はじめてなら道に迷うはずです。
Pic.1 名残惜しくも東京を離れる時が刻一刻と・・・(東京最後となる場所、かなりもの寂しい青海のフェリー乗り場の概観を撮影)
Pic.2 これが私の乗船する船(今からジャイアント号を船に積み込むところ)
一等~3等客室を有する結構大きなフェリー。使い捨てカメラ(「写るんです」)で撮ったので見難くてごめん。
設備は、シャワー室、浴場、売店、ゲームコーナ、テレビラウンジ、食事時にのみ開店する食堂があり、
今回私は予算の都合上最も安い3等客室(通称たこ部屋)で船の旅を過ごしました。
Pic.3 19:00過ぎに出港!東京とは暫しの別れ・・・(出港して遠く離れていく東京(お台場付近)の灯火)

出港して、甲板から遠く離れる東京を眺める。「I’ll be back!」と心の中でつぶやいてみる。。。
Pic.4 一夜明けて・・・(私の将来を暗示しているのか?行く手は雲行き悪し!)
Pic.5 太平洋の彼方を眺める。(やっぱり海は広いな大きいな!)
天候が悪かった成果海が荒れてて、ちょっと船酔い気味・・・。

Pic.6 船上で1夜を明かした早朝。紀伊半島を通過。この向こうに大阪のみんな(退職した会社の同僚)がいるんだなあと思い、手を振る(心の中で)。
Pic.7 客室(2等以上の個室があるとこ)と映画「タイタニック」でディカプリオが登ったマスト!?
登ってはいけないらしい・・・。
Pic.8 遠のく陸地と長く伸びて水面に残る船の跡(なんかセンチメンタルな気分に!)

Pic.9 二日目の早朝5:00九州(北九州の新門司港)に上陸!(これから自転車に乗って、いざ福岡市内へ!)
Pic.10 上陸後3時間・・・。ようやく、北九州市街に入る。福岡市まで63キロ!
(ここにたどり着くまでが一番大変だった。人気はないし、上り下りが激しいし・・・。
こういった旅で助けになるのが、コンビニで立ち読みする地図と方位磁針つきの腕時計”Protract”!
Pic.11 自転車をこいで6時間。ようやく福岡市へ突入!
・・・と、以上の過程を通じて、走行距離約80km、走行時間6時間半かけて、姉貴の住む福岡市内へ無事到着し ました。汗だくでくたくたになったけど、到着したころには天気も晴れて達成感もあり、気分爽快!
姉貴の家に一晩泊まり(宿代として、姉貴のパソコンの修理をしつつ)、翌 朝実家のある熊本へ!と思ったけど、自転車の調子も悪かったし、距離が倍近くありヒルクライムの難所が多々あるので、すんなり自転車で行くことをあきらめ て、ぼろぼろのジャイアント号を見捨てて電車(西鉄で大牟田→JR乗換え)で帰りました。
 以上が、長い長い私の帰郷の旅でした。
昔々の時代に都落ちした歴史的に有名な人物、たとえば九州(大宰府)に左遷された菅原道真や土佐へ左遷された紀貫之もこんなに大変だったのでしょうね!
 ホンとはもっとたくさん写真とったんだけど、使い捨てカメラをポケットに入れてたら紙のカバーが汗でぼろぼろになって、光が漏れてフィルムがところどころだめになってました!
 この無謀かつ壮大な冒険により、ぼろぼろになったのはカメラだけでなく、腕の皮がぼろぼろにむけるほど日焼けするし、ジャイアント号のチェーンがちょっと壊れてしまった。
 リスクが大きかった分、結構楽しかった!(この年になってこんな馬鹿選択をする奴はわたしだけ!?)
なお、長距離サイクリングの際は最低限の工具と修理パーツ、走行前のメンテは十分に!!