先のラズパイゼロ購入の続き、、、、
まずは、コンソール操作ができるようになったと言うことで、ラズパイの基本設定を実施することに。
メニューから、「Preferences」>「Raspberry Pi Configuration」を実行。
別ページにも記載しているとおり、設定を行います。
ただし、ここで注意すべきは、”Localization”タブの”Locale”ところで、現時点で”Ja(Japanese)”を選択してしまうと、日本語フォントが未導入のため、システムすべての文字が文字化けして操作が困難になってしまいます。なので、ここだけは、弄らずにほかの箇所(”Localization”タブ内の項目)を変更すること。
(後に、日本語環境をインストールできたら、忘れずここを変更しましょう)
次に、やっぱりN/W接続ができないことには、できる作業が制限されたり、かなり面倒になるので、無線LANを自宅の無線APに接続できるよう設定します。
ではさっそく、、、と思いきや、デスクトップ画面右上のあるWiFi設定アイコンをクリックしても、最寄りのアクセスポイントが全く検知されていない状態となってました。
あれ?ひょっとしてこの状況は、ラズパイゼロ内蔵(のはず)の無線LANインタフェースを認識していないのでは!?と驚愕し、ありきたりのコマンドを叩いて確認してみました。
pi@razpi0:~ $ sudo ifconfig -a lo Link encap:Local Loopback inet addr:127.0.0.1 Mask:255.0.0.0 inet6 addr: ::1/128 Scope:Host UP LOOPBACK RUNNING MTU:65536 Metric:1 RX packets:393 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:393 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:1 RX bytes:31624 (30.8 KiB) TX bytes:31624 (30.8 KiB) pi@razpi0:~ $
無線LANに接続できてなくても、普通ならここで見られるはずの”wlan0”が見当たらない。。。
そもそもシステム的に無線LANモジュールがロードされてるの?ということで、更に下記コマンドを実行してみた。
pi@razpi0:~ $ sudo lsmod Module Size Used by bnep 11853 2 bluetooth 365780 5 bnep rfkill 21397 2 bluetooth joydev 9194 0 ads7846 12525 0 hwmon 4552 1 ads7846 evdev 11650 8 snd_bcm2835 23131 1 snd_pcm 95473 1 snd_bcm2835 snd_timer 22556 1 snd_pcm snd 68400 5 snd_bcm2835,snd_timer,snd_pcm i2c_bcm2708 5740 0 spi_bcm2835 7424 0 bcm2835_gpiomem 3823 0 bcm2835_wdt 4133 0 uio_pdrv_genirq 3718 0 uio 10230 1 uio_pdrv_genirq sg 20799 0 i2c_dev 6578 0 fuse 90504 3 ipv6 367671 34 pi@razpi0:~ $
のとおり、”cfg80211″といったモジュールが見当たらず、残念な結果になってました。。。
いままで、ラズパイをセットアップする際は、最初のうちはほとんど有線LANで済ませており、一通り必要な作業が済んだら無線LAN接続に切り替えて使うという段取りで、このような状況に陥ろうとは、結構ショックでした!(大概のOS初期状態の問題を解決してくれそうなパッケージのアップデートすらできない状態なので)
こうなると、このまま進められそうもなく、ラズパイゼロユーザがほとんど行っているUSBポート経由でのN/W接続に切り替えようかと思いましたが、¥1,000以上するUSBハブを買ってしまった以上、その道へ進むことは、もったいない精神から許すことができませんでした。
なので、意地でも今のままでなんとかならないものかと、あたりを見回したところ、初代ラズパイを自走ローバーに組み込んでいた時に使用していた、USB無線LANアダプタがあることを思い出し、これを引っこ抜いて、今のラズパイゼロに増設したUSBハブの最後の空きポートに差し込んでみました。
すると、いままでのラズパイすべてて苦労なく使えてきたUSB無線LANモジュール(Planex製GW-USNANO2)だけあって、刺しただけで無線LANが使えそうな状態になりました。
$ sudo dmesg <抜粋> [ 5000.133886] usb 1-1.1: new high-speed USB device number 6 using dwc_otg [ 5000.235819] usb 1-1.1: New USB device found, idVendor=2019, idProduct=ab2a [ 5000.235860] usb 1-1.1: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3 [ 5000.235883] usb 1-1.1: Product: GW-USNANO2 [ 5000.235904] usb 1-1.1: Manufacturer: Planex Communications Inc. [ 5000.235922] usb 1-1.1: SerialNumber: 00e04c000001 [ 5001.847076] cfg80211: World regulatory domain updated: [ 5001.847189] cfg80211: DFS Master region: unset
この直後、WiFi設定のアイコンを再度クリックして見ても、状況が変わらなかったので、とりあえず再起動することに。
すると、ようやくWiFi設定のアイコンをクリックすれば、最寄りの無線LANのアクセスポイントが検知され表示されるようになりました。
そのなかから、私のWiFiルータのSSIDを見つけ、N/Wキーを入力すれば、無事に接続出来ました!(ただし、このあと追加した我が家の無線LANアクセスポイントのほうには、ステルスモードなので、手動でwpa_supplicant.confに追記しましたがつながりませんでした。)
とりあえず、WEBブラウザを開き、インターネットにアクセスすることが確認できたので、まずは初回セットアップでお約束の現行の全パッケージのアップデートを行うことにしました。
後日談。。。
ようやく、次の作業に進める!ということで喜んでしまい、肝心なラズパイゼロに内蔵されている無線NICを利用可能にすることを忘れてました。。。。
とはいえ、ここまでできたら、別段なにもすることなく、一緒に内蔵無線NICも認識されてました。”ifconfig -a”コマンドを実行すれば、内蔵無線NICのほうも認識され、IPアドレスも払い出されて利用可能な状態になっていました。
(素人っぽい解釈ですが)パッケージを最新のものにすれば、認識できるということでしょうか。。。
あとは、リブートとともにUSB無線LANモジュールを引っこ抜けば、これ以降内蔵無線NICで接続してくれます。